映画「スパイダーマン」スパイダーマンの”痛み” 善悪だけで語れないヒーロー作品

アカデミー賞
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善悪だけでは語れない深みのあるヒーロー作品。

華々しいだけではなく、スパイダーマンの”痛み”を感じる。

そして、VFXの進化を良くも悪くも痛感することになる作品。

おすすめ度

作品情報

制作年 2002年

制作国 アメリカ

上映時間 121分

ジャンル アクション

 

監督

サム・ライミ

 

キャスト

トビー・マグワイア(スパイダーマン/ピーター・パーカー)

ウィレム・デフォー(グリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン)

キルステン・ダンスト(メリー・ジェーン・ワトソン)

ジェームズ・フランコ(ハリー・オズボーン)

 

あらすじ

両親のいないピーターは育ての親とともに生活していおり、幼い頃から好意を持っている隣人のジェーンには未だに告白できずにいる。

ある日、蜘蛛をみる授業中に脱走したスーパースパイダーに噛まれたピーター。

体調不良になり倒れるも、目を覚ますと超人的な身体能力を手に入れていた。

 

感想・考察

善悪で語れないヒーローに伴う”痛み”を感じるヒーロー作品

ヒーロー作品はどこか敬遠している自分がいるのは確かだ。ヒーローというからには正義と悪のような構図があり、どちらかが勝ち負けるという形で締めくくられることが多いように思う。すると、主人公の一元的なストーリーになりがちで結末が読めてしまう。

そんなこともあり、僕はヒーロー作品はあまり見ないのだけれど、ヒーロー作品がダメだとかではなくて、それなら違う作品を見ようと思ってしまうだけだ。それでも今作を見ようと思ったのは、8作品にも及ぶシリーズになっていて、それほど人を惹きつけるのは何なのか知りたくなったから。

ヒーローといえば、華々しい活躍をした人のことを指すのだけれど、今作はそうでもなかったりする。というのも、スパイダーマンは主人公がある女の子のことを強く思ったり、友人関係で葛藤したり、人助けをしても妬まれたり、それが華々しいかというとそうでもななく普遍的な人間に見えてくるから。そういう意味では僕のヒーロー作品へのイメージを払拭してくれた作品だった。

人助けをすれば当人は幸福感を持つし助けてもらった人はありがたいはず。一方で、それをよく思わない人もいる。今作ではそれをよく思わない人の方にもフォーカスしているから斬新だなと思ったりする。そして、それが友人の父であり途中までお互いに素顔を知らないというのも、なんだか斬新だ。

実際、人助けをしても報われないというような、スパイダーマンの”痛み”のようなものを映しているしヒーローだから美化するだけでないのだと感じる。すると、スパイダーマンはヒーロー的ではなかったりする。

 

VFXの隆盛をモロに感じる事になる

今作の公開されたのは2002年ということで今から15年以上前になるのだけれど、この期間の映画における技術の進化が凄まじい。15年でこれほどの進化を感じることのできる作品もあまりないのではないのかと思う。それもシリーズ化されているから時系列に合わせて作品はもちろん、その技術の方まで楽しめる。

言い換えれば、今作におけるVFXは今見ると物足りないのも正直なところ。いわゆる敵になる友人の父のビジュアルなんかは、良くも悪くもVFXっぽさを感じる。今見れば物足りなくても公開当時であれば、目を輝かせていたのだろうと思うとそれも面白い。だから、その時々で評価されここまでのシリーズ化を果たしているのだろうから。

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