映画「イージー・ライダー」 自由と利己主義の間で

アカデミー賞
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自由を求めた2人。

何かを信仰しているわけではありませんが、違法の結果はネガティブにしかならないということを感じさせられます。

形は利己主義的な人間による犯罪ではあるけれど、ラストの2人はそうなるべくしてなってしまったのだろう。

おすすめ度

作品情報

制作年 1969年

制作国 アメリカ

上映時間 95分

ジャンル ドラマ

 

監督

デニス・ホッパー

 

キャスト

ピーター・フォンダ(キャプテンアメリカ、ビリー)

デニス・ホッパー(ビリー)

ジャック・ニコルソン(ジョージ)

 

あらすじ

キャプテンアメリカことワイアットとビリーは違法ドラッグ、コカインの密輸で大金を手に入れる。

カリフォルニアからニューオリンズへバイクで旅に。

旅先で事件に巻き込まれた2人は留置所に入れられ、そこで若年弁護士ジョージと出会う。

ジョージの手引きで釈放された2人は再び自由を求め旅を開始したのだが…。

 

感想・考察

自由と法の元の自由

スタートメニューでいきなりエンジン音でびっくり。

タイトル的にイージューライダーに似てると思い、さすらい系かなと思ったらその通り。

しかし、全く予想だにしないラスト。

完全なる自由と法の元の自由似ているようで似ていない。

というのも現代においては完全なる自由などないのでしょう。

2人が求めたのは完全なる自由かもしれないけれど、法を犯してということは法に影響されてるということで、お金を蓄えてから旅立つというのも資本に支配されているわけで結局のところは法の元の半自由でしかない。

ラストなんて最早自由でもなければ束縛のそれ以外。

 

「天空の城ラピュタ」に学ぶ自由の憧れと大地と共に生きること

大地に根をはる素晴らしさを語っていたけれど、「天空の城ラピュタ」でもシータが同じ趣旨のことを言っていた。

「土に根を下ろし、風と共に生きよう。種とともに冬を越え、鳥とともに春を歌おう。」好きな台詞です。

シータはその良さを具現化していたけど、此処では栄養のないアメリカの地で作物をどうにか育てるも芽は出ず、それでも地とともに生きなくればならないというのが揶揄的にも感じます。

 

アメリカ的カジュアルな演出

伝え方がラフというか抽象的で、演出や脚本の意図が汲めない所が多々。

それ自体を伝えたいというより、良くも悪くも適当に、矛盾ですが魅せている。

他の視点で見れば、良い意味で人とのつながりをカジュアルに表現しています。

アメリカ的です。

全然気にかけたことがなかったのですが、アメリカにも星座という概念があるんですね。

そのシーンが印象的でした。

ファッションは現代の視点から見るとアメリカンというよりウエスタンファッションがメインでインディアンジュエリーなんかからもそれが読み取れます。

ブーツカットやフレア、ハット、ヘアバンドなどなどウエスタンを思い起こさせるファッションでした。

 

国土の産業

父親がバイク乗りなので小さい頃からバイクには興味があったけれど、どうもアメリカンは全体のフォルムもエンジンの形も基本的に好きでなくて。

でもキャプテンとビリーのようにゆったりと時にはハイスピードでアメリカのような広大な地を走るのも素敵です。

ネイキッドのバイクはやはり街乗りでなのでそれにあったフォルムをしていて格好良い。

国土によってバイクの形が変わるというのも面白いです。

アメリカンを日本の街乗りで乗ると壊れやすい消耗しやすいと言いますが、街の構成によってそれに付随する形で工業が形態を変えるのも当たり前ではあるけれど面白い。

 

サイコチック的演出

ドラッグをやったことがないのですが、終盤のドラッグの演出がアーティスティックでドラッグ感が伝わってきました。

そういう意味では「トレインスポッティング」に似ている演出です。

それにしても、こんなラストだとは…。

全くの予想外。

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