映画「マイ・インターン」監督・キャスト、あらすじ・感想 結婚観や夫婦のあり方を改めて考えさせてくれました

結婚観や夫婦の在り方を再定義してくれる様な素敵な物語でした。
日本でも人気な作品という事が頷けます。
夫妻の在り方や企業の内情を対比しながら進む物語から、学ぶ事は多くありました。

作品情報

制作年 2015年

制作国 アメリカ

上映時間 121分

ジャンル ドラマ

監督

ナンシー・マイヤーズ

キャスト

アンハサウェイ(ジュールズ)

ロバート・デ・ニーロ(ベン)

レネ・ルッソ(フィオナ)

アダム・ディバイン(ジェイソン)

あらすじ

ニューヨークに拠点を置く人気ファッションサイトのCEOを務めるジュールスは、仕事と家庭を両立させながら誰もが羨むような人生を歩んでいた。
ところがある日、彼女に人生最大の試練が訪れる。
そんな折、会社の福祉事業で雇われたシニアインターンのベンが、ジュールスのアシスタントに就く。
ジュールスは人生の大先輩であるベンから様々な助言をもらい、次第に心を通わせていく。

感想・考察

音楽に見る娯楽性

有名な映画ですが初鑑賞でした。
軽快でポップな音楽から始まる物語で、評価が高いこともあり素敵な物語が始まるんだなあとワクワクさせてくれます。

クラシックは不滅

自分は基本デスクワークなので、デスク周りは多少こだわっています。
ベンの隣の学生インターンのデスクアイテムを写した後に、ベンのヴィンテージ感漂う小物たちがめちゃくちゃに格好いい。
本質を見抜く鋭いベンの洞察眼に「クラシックは不滅だ」この言葉、重みを感じるし良い言葉です。
最近は今作の様なファッションであればファストファッションの台頭というのは目覚しく、ユニクロなんかは正にそれです。
自分もその類の服にお世話になりますが、古き良きものと言うのは確かに自分の気を引き付ける何かが有ります。
元々革製品自体も手入れも好きですが、最近はその意識がより強くなってきて、所謂本物を持ちたいと思っています。
今は職人さん手作りの財布を使っていますが、シェルコードバンに惹かれつつある、この頃です。

有害な煙草とデスクワーク

座り仕事と喫煙を同意義として害と表現しているのシーンも残りました。
自分はダブルパンチなので気をつけようと思いますが、知的生産や知的成果物の創造が価値を生む時代、このワークスタイルは今後も暫くは変わらないでしょう。

ベンに学ぶ厳格な上司へのアプローチ

2人でピザを食べるシーンは心温まりました。
なかなか認められないベンのジュールスへのアプローチは流石です。
年の功と言うやつです。
その言葉自体は好きでは有りませんし、年功序列的な企業には全く惹かれないので、いくつか蹴りましたが内部を知るほどそれも合理的でもある事も事実です。
なのでどう有りたいかとい自問自答が必要なのでしょう。
自分は既存のスキームにいる必要性を感じなかったので、自分でどうにか切り開こうと躍起になりましたが、一般的なは一度就職しそれから決めるのが合理的でしょう。
少々反省もあります。

ハンカチの教訓

ベンによるとハンカチは泣いた女性に貸すためにあるとの事。
成る程。
このシーンにも色々と隠されていました。
目の前で泣いてもらえるほど信頼される男になれ。
泣かせる男にはなるな。
紳士の嗜み。
深み。

新規的をどう捉えるか

ジュールスの会社はベンの元勤務先であり、悲しい気持ちもありつつも新しい場所をリフォームされた様で新鮮な気分と置き換えてポジティブに思えるのは素晴らしい事です。
特にベンの様に70歳の方には学びの多い姿勢だと思いました。

コミカルは演出

メール削除の潜入作戦のシーンはコミカルで、この映画で、こんなに笑えるシーンがあるとは思いませんでした。

リーダーは仕事ができる人がなるわけではない

ベンの正し言動とは対照的に社長でありながらもジュールスはうまくいかない。そんな自分への葛藤も良く描かれていました。
自分も最年少で経験値も低い中、あるプロジェクトのリーダーを任せてもらった時に同じ様な葛藤を味わいました。
自分の年齢よりも10歳以上も年上に加え、経歴も倍の同僚達。心が折れそうでした。
しかし上司が言ってくれた言葉が今でも心に残っています。
「一番仕事出来る人じゃなくて、一番助けてもらえる人がリーダーになるんだよ。
ゆうや(自分です)は年も若いし経験もないけど、1番そういう意味でみんなから信頼してもらえてるから、任せたんだよ」涙は流しませんが、涙しそうな程に重くて素晴らしい言葉を頂けて本当に嬉しかったのを覚えています。
その上司のマインドコントロールが上手いなと今では思ったり、本心で言ってもらえてたら良いのですが。
今もこれからもこのマインドは大切にしていきたいです。

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