サスペンス

1990年代

映画「ファーゴ」監督・キャスト、あらすじ・感想 単調と複雑の間で

コーエン兄弟の作品は初めて鑑賞しました。 この単調でも複雑でもない絶妙な感じが良いのだろうな。 もう少し単調なら飽きるし複雑なら難しいし。 作品情報 制作年 1996年 制作国 アメリカ 上映時間 98分 ジャンル サスペンス 監督 ジョエル...
2021.09.06
2010年代

映画「ゴーン・ガール」監督・キャスト、あらすじ・感想 資本主義の招く女性心理の恐怖

賢い女性は素晴らしい。 ただエイミーの様に賢さが犯罪という形でネガティブに作用するのは恐怖。 ただそれも資本主義が招いた社会が作った賢さであり、エイミーの利己主義ではない事は留意したい。 作品情報 制作年 2014年 制作国 アメリカ 上映時間...
2021.09.06
2010年代

映画「トム・アット・ザ・ファーム」監督・キャスト、あらすじ・感想 自己愛と利他主義 サイコアナリストとしての俯瞰

「マイ・マザー」「mommy」と、彼の撮った作品を先日見たわけですが、それらに描かれていた周囲への"愛"やそれによる葛藤とは全く異なる愛の姿が描かれていました。 此方は愛でも自己肯定の自己愛。 作品情報 制作年 2013年 制作国 カナダ、フランス 上映時間...
2021.09.06
2000年代

映画「マシニスト」監督・キャスト、あらすじ・感想 クリスチャン・ベールの役作りに感嘆

クリストファー・ノーラン監督作「メメント」やデビット・フィンチャー監督作「ファイトクラブ」に似ているという声も多数の今作。 クリスチャン・ベールの役作りには感嘆するが、賛否理由はサスペンス的な”騙し”の効果とジャケットの引きの強さが起因しているだろう。 あくまでサスペ...
2021.09.06
2010年代

映画「スマホを落としただけなのに」監督・キャスト、あらすじ・感想 スマホ社会の是非 成田凌のカメレオン

スマホ社会と言われて久しい現代。 その危険性を認知しているか。 便利なスマホですが、その反面多くの危険が隣り合わせ。 そんな情報化社会、スマホ社会の是非について考えさせてくれる映画でした。 そして何と言っても成田凌さんのカメレオンでありグロテスクとも言える...
2021.09.06
2000年代

映画「パッセンジャーズ」監督・キャスト、あらすじ・感想 正に驚愕のラストに相応しい

アン・ハサウェイ演じるカウンセラーと生存者の緊迫感や不安感はカウンセリングの難しさを示唆させる。 ロドリゴ・ガルシア監督は、登場人物と観客を配慮した一貫性のある作りを魅せ、センシティブで抜かりない。 あらすじにある”驚愕”は正しい。 そもそも複線があるようでない...
2021.09.06
1990年代

映画「アメリカン・ビューティー」監督・キャスト、あらすじ・感想 白人優位社会へのアイロニー

見かけの美しさや白は高貴という白人優位社会を揶揄する。 タイトルはアメリカの美。 薔薇やルックスの美しさは確かにあるのだけれど、今作のメッセージはそうではなく、アメリカ社会へのアイロニカルな作風。 作品情報 制作年 1999年 制作国 アメリカ 上映時...
2021.09.06
2000年代

映画「マッチポイント」監督・キャスト、あらすじ・感想 養女への性的虐待で問題になったウディ・アレンのパワー

映画業以外もパワフルなウディ・アレンは問題に沙汰になることも多い。 養女への性的虐待やAmazonとの問題。 ドストエフスキーの「罪と罰」を引用しているのは、そんな自分への当てつけなのかもしれない。 また、主人公が不倫という罪を背負うのもスカーレット・ヨハンソン...
2021.09.06
1990年代

映画「ユージュアル・サスペクツ」監督・キャスト、あらすじ・感想 サスペンス映画の金字塔

サスペンス映画の金字塔的作品。 サスペンスの良さを最大限に発揮していて、一度だけでは物足りないあとを引く作風には感嘆する。 中でもケヴィン・スペイシーの演技は圧巻。 作品情報 製作年 1995年 製作国 アメリカ 上映時間 105分 ジャンル サ...
2021.09.06
1970年代

映画「タクシー・ドライバー」監督・キャスト、あらすじ・感想 ベトナム戦争は社会の罪か 

アメリカン・ニューシネマの代表作。 ベトナム戦争帰還兵の心に負った傷が巻き起こす惨事が描かれる。 惨事といっても、それは政治が巻き起こした社会全体の罪なのかも知れない。 そういう意味で今作は社会派メディアだと思える。 そして、寓話的な物語でもあると。 作...
2021.09.06