恋文自体は哲学的で良かったです。
それ以外は…。
これがそんなに評価された作品ということが疑問。
見ないで美化しておけば良かった…。
作品情報
制作年 2008年
制作国 台湾
上映時間 130分
ジャンル ドラマ
監督
ウェイ・ダージョン
キャスト
ファン・イーチェン(アガ)
田中千絵(友子)
中孝介
シノ・リン
あらすじ
台湾を日本が統治していた1940年代。
台湾の南端の学校に赴任した日本人教師と台湾人の生徒との恋愛模様を描いた作品。
終戦によって2人は引き裂かれ約60年が経過したある日再び物語が動き始める。
感想・考察
低迷の台湾映画業界の旋風…?
2000年以降低迷していたという台湾映画業界において「タイタニック」に次いで旋風を巻き起こしたという作品です。
その真相とは。映画が人を作るとすれば、低迷最中の映画感も衰退していたのでは。
テーマ設定
なんだかあらすじ読んだだけで泣ける映画だと思っていました。
1つ前に鑑賞したの「軍中楽園」同様に戦争というバックグラウンドによって自分の意思は意味をなさず運命に翻弄され引き裂かれる男女の恋模様というテーマは非常に似ていました。
オープニングのグラフィックがドラクエやらFFを思わせます。
時代を超えて動き出す愛
60年も経過してから物語が動き出すということで、戦争が終わっても尚、戦争が後を引いてどうしようもできない運命というのがあったのだと思います。
そして、なくなった父の遺品から恋文を見つけるも、統治中の住所ということで宛先を理解する事ができない。
そのどうしようもなさにどういう展開になるのか。と好奇心が出ると同時に、今作ではその想いを後世が再び紡ぎだすという点で、当人が主体ではないものの希望を見出せるので前向きな気持ちで鑑賞できました。
何を伝えたかったのか
吹き替えで見たんですがナレーションの棒読みというか、単調な感じが違和感。
疾走感に溢れるというかポップな音楽にも違和感。
かなりシリアスなテーマかと思いきやコメディタッチで描かれています。