映画「デンジャラス・プリズン 牢獄の処刑人」監督・キャスト、あらすじ・感想 脱獄ってこんなに簡易的?

何故こんなに評価が高いのだろうか。

囚人や脱獄関係の物語は好きで、比較的沢山の作品を見ています。

しかし自分には合いませんでした。

作品情報

制作年 2017年

制作国 アメリカ

上映時間 133分

ジャンル ドラマ

監督

S・クレイグ・ザラー

キャスト

ビンス・ボーン

ジェフニファー・カーペンター

マーク・ブルカス

あらすじ

仕事をクビになったトーマスは妻のと関係もギクシャク。

麻薬の運び屋として再起したが警察に捕まり刑務所へ。

妻を人質に取られある囚人を殺す羽目に。

感想・考察

トーマスのビジュアル

トーマスのビジュアルは格好いいです。丸太のような体にスキンヘッドに十字架を刻んでいて。
妻とのギクシャクがあっても再び妻を想い戦うっていう流れはいいんですが、そこの描き方がなんだか薄いというか主人公の熱を感じることができない。。

囚人作品との比較

囚人が絡む映画や漫画は好きなのでいくつか読んだり見ています。

しかしこの作品にはストーリー性もバイオレンスアクションもなんだか物足りない。。アクション酷すぎませんかね。

自分の抱える社会への不条理や葛藤、自分の信念のために脱獄したり家族や仲間を想ったりというところが好きなんですが、この作品には主人公の信念のようなものが熱く感じられませんでした。

囚人モノの映画だと破獄だったり漫画だとrainbowは非常に面白いと思います。

激動の時代を自分の信念や愛する人のために生きる・戦う姿は本当に格好いいです。

ドラマだと王道のプリズンブレイクはやはり素晴らしい。

知的で巧妙な頭脳戦は本当に見応えがあります。

新しい物だと囚人リクも応援したくなる程に、皆んなの希望となるリクの姿が輝いて見える。

不条理に戦う際に引き出される論理的思考やそれを突き動かす感情論、それがいいんですよね。囚人映画は。

そんな感じのストーリー性やテーマがこの映画からは感じられません。

刑務所の内部ってこんなにラフなんですかね。

他の作品では看守の縛りや自由の制限がもっと厳しいものと描かれています。

だからこそそこから抜け出すために頭と体を使い戦う姿がシナジー的に見応えになるのですが、。

たくさんの映画を見てる方はもっと面白く観れるのかわかりませんが、自分にとってネガティブな印象のこういう作品ももっとたくさんの視点から見たいとは思いますが今の自分では面白みを感じ取れませんでした。

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