低評価、故の…。
正直何を書けば良いのか、わからない作品で、所謂B級、いやC級映画という具合かもしれません。
しかし、どんな映画でも何かしらの学びがあるとは思うので書き記しておきます。
作品情報
制作年 2005年
制作国 ルーマニア、スイス、イギリス
上映時間 95分
ジャンル アクション
監督
サイモン・フェローズ
キャスト
ウェズリー・スナイプス(ジャック・タリバー)
デオビア・オパレイ(アンダース軍曹)
あらすじ
元軍人のジャック・タリバー率いる強盗団は、カジノの現金輸送車を襲撃するも、マフィアとの銃撃戦に巻き込まれてしまう。
事なきを得たかに見えた彼らだったが、誤って偶然ゴッホの絵を強奪してしまう。
再び、絵を狙うマフィアに狙われたジャックだったが、仲間を拉致されてしまう。
彼は奪還のためにマフィアに立ち向かうが…。
感想・考察
それぞれの親和性…。
可もなく不可もなしの単調な物語で、タイトルとストーリーとの親和性にハテナ。腑に落ちませんでした。エンディングが7セカンズという楽曲だった模様です。タイトリングの仕方がどうも謎であります。
しかしながら、カーチェイスとガンアクションは、お決まりのパターンで健在です。というと、気軽にアクションが見られる映画としてはボチボチなのでしょうか。
ルーマニア、スイス、イギリスが舞台ということで、その点は新規性があ流のですが、、ルーマニアだから街並みが〜景色が〜とか、その国のオリジナリティみたいなものは全く感じ取れませんでした。
彼を見れれば満足なスナイプファンであれば楽しめる作品なのかもしれません。
ボロボロの車をいつまでも乗り続けるということ
今作の目新しい斬新な点といえば、主人公タリバーが序盤でボロボロになった車を最後の最後まで乗り続けるという点です。
そもそも、現代においては所有から共有へと経済のあり方が変容している訳であります。シェアリングエコノミーですね。車はその最たる例で、都心に暮らしている方であれば車を所有している方はマイノリティでしょう。モータリゼーションの進む地方であれば、まだまだ車は必要不可欠な存在ですが、そもそも車をはじめとする比較的高額な物を手元に置いておくこと自体が非合理ではあります。持ち家か賃貸か、というのはよく議論の的になるので諸説ありますが、圧倒的に後者ですね。
自分の生まれるさらに前の、今から30年ほど前というと車は所有してナンボ、のような風潮もあったようですが、今は持たない方が些かスマートかもしれません。そして今作のようにボロボロになるまで乗り続けるなんてもってのほかでしょう。現代の車を所有する方でも、買う段階で売ることまでプランニングできていると思われます。両親はそのようです。
タリバーがボロボロの車をいつまでも乗りつづけているのは非合理ではありますが、物を大切にしようという教訓なのかもしれません。強引な意味づけではありますが。