ジャンル

2000年代

映画「SWEET SIXTEEN」監督・キャスト、あらすじ・感想 15歳の鋭利な眼球に映る資本主義

リアムの鋭利な眼球が示唆させるものとはなんなのか。 映画が終わるまで次から次へと、その矛先となる対象が現れる。 リアムな一体を信じればいいのか。 作品情報 制作年 2002年 制作国 イギリス 上映時間 106分 ジャンル ドラマ 監督 ケン...
2021.09.06
1960年代

映画「2001年宇宙の旅」監督・キャスト、あらすじ・感想 完全主義者キューブリックの描いた未来 奇想天外な中にリアリズム

映画「2001年宇宙の旅」の作品情報、あらすじ、感想、考察。 キューブリック作品を見ると言葉を失うような感覚を覚える。 それが完全主義者キューブリックと呼ばれる所以だろう。 彼の描いた奇想天外な2001年の宇宙やAIは実現しなかったけれど、寧ろそれがリアリズムで...
2021.09.06
1990年代

映画「牯嶺街少年殺人事件」監督・キャスト、あらすじ・感想 クリエイターの鬱憤、葛藤、そして昇華

ムーブメント、台湾ニューシネマの代表としての今作。 とにかく長い、しかし長いのは理由がありました。 クリエイターの鬱憤、葛藤、昇華。 確かに具現化されていたように感じました。 コントラストが美しい作品でしたが、現実はコントラストされていない、つまりは現実に...
2021.09.06
2010年代

映画「わたしはロランス」監督・キャスト、あらすじ・感想 強烈な葛藤をテーマを魅せる作風は後を引く

才の片鱗ではなく、彼の”天才”を決定づける今作。 天才の名を手にする映画監督はたくさん存在するけれど、グザヴィエ・ドランは間違いなくその1人。 LGBTをはじめとする強烈な葛藤をテーマに効果的な表現で魅せる作風は後を引く。 カメラワークに感情を乗せ、音楽でも魅せ...
2021.09.06
1990年代

映画「青いパパイヤの香り」監督・キャスト、あらすじ・感想 変わらない事を映す難しさと巧さ

10年間も変わらぬ日常を描く難しさや巧さが今作にはある。 そして、その難しさを意図的かつ普遍的に描き出す監督トラン・アン・ユン。 彼のロジカルな作風には、息を呑むという言葉が相応しく、正に魅せられる。 作品情報 制作年 1993年 制作国 ベトナム、フランス...
2021.09.06
2000年代

映画「パッセンジャーズ」監督・キャスト、あらすじ・感想 正に驚愕のラストに相応しい

アン・ハサウェイ演じるカウンセラーと生存者の緊迫感や不安感はカウンセリングの難しさを示唆させる。 ロドリゴ・ガルシア監督は、登場人物と観客を配慮した一貫性のある作りを魅せ、センシティブで抜かりない。 あらすじにある”驚愕”は正しい。 そもそも複線があるようでない...
2021.09.06
2010年代

映画「フロリダ・プロジェクト」監督・キャスト、あらすじ・感想 こんなにも”綺麗”な社会風刺映画は見たことがありません

カラフルな街並みに、ポップな音楽。 そして、どこまでも素直で好奇心のままの子供達。 それを優しく包括するかに見える、生い茂る草木に青く透き通るかのような広い空。 それらとリアルとを対比するにはあまりにも非情極まりない。 アイロニカルなまでの空や草木の美しさ...
2021.09.06
2000年代

映画「きみに読む物語」監督・キャスト、あらすじ・感想 ベタな恋愛だがエモーショナル

2人の間を隔てる身分や両親、婚約者。 そんな弊害が観客を2人の恋愛に移入させ、ベタだと思いつつも、この作品を見るとエモーショナルになってしまう自分がいるのは確かだ。 でも、僕が今作を見ると斬新だったりもする。 一般的にいえば純愛は、王道のラブストーリーであり普遍...
2021.09.06
2010年代

映画「ビッグ・アイズ」監督・キャスト、あらすじ・感想 ティム・バートンらしさ

今作はそれまでのティム・バートンの作品とは異なり実話に基づく作品だが、本当に”ティム・バートンらしさ”がないのか。 否、実話という普遍的な題材だからこそ彼らしさが出てくると感じる。 男尊女卑の鬱憤もラストで心地良く昇華し、めでたし。 作品情報 制作年 2014年 ...
2021.09.06
2000年代

映画「ONCE ダブリンの街角で」監督・キャスト、あらすじ・感想 陰湿なダブリンに冷淡な音楽が奏でる

「シング・ストリート」ジョン・カーニー監督作品。 音楽で繋がった男女の人間模様を映し出す。 陰湿なダブリンの街と冷淡にも聞こえる音楽の奏でる意味合いが切ない。 男女の行方とは…。 作品情報 制作年 2006年 制作国 アイルランド 上映時間 87...
2021.09.06