アメリカ

1970年代

映画「タクシー・ドライバー」監督・キャスト、あらすじ・感想 ベトナム戦争は社会の罪か 

アメリカン・ニューシネマの代表作。 ベトナム戦争帰還兵の心に負った傷が巻き起こす惨事が描かれる。 惨事といっても、それは政治が巻き起こした社会全体の罪なのかも知れない。 そういう意味で今作は社会派メディアだと思える。 そして、寓話的な物語でもあると。 作...
2021.09.06
2010年代

映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」監督・キャスト、あらすじ・感想 心理的描写に息を飲む

「ライ麦畑でつかまえて」は知っているけれど、原作者については知らないことも多い。 今作は自叙伝的な作りになっていて、J・D・サリンジャーのバックグラウンドから、ベストセラーを生み出し、その後の末路までを描いている。 反ユダヤや物書きとして抱える憤りや葛藤など心理的描写...
2021.09.06
2010年代

映画「美女と野獣」実写版 監督・キャスト、あらすじ・感想 小さなコミュニティで聡明で優しくいること

ディズニーの名作を「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化。 圧巻の映像美に魅了され、寓話的な強いメッセージも感じる作品。 ベラの聡明で優しい姿。演じるエマ・マトソンのフェミニストとしての活動が見事に嚙み合う。 作品情報 制作年 20017年 ...
2021.09.06
2010年代

映画「タンジェリン」監督・キャスト、あらすじ・感想 パステルカラーで彩られアイロニカルに

スマホだけで撮影した話題作で、スマホらしさがあるもののそれがまた味を出している。 メインの登場人物は3人なのでアメリカ社会の縮図をみているわけだけれど、そこには多民族国家アメリカ全体へのメッセージを感じる。 そして、そのメッセージがパステルカラーで彩られていることでが...
2021.09.06
2010年代

映画「ワンダー」監督・キャスト、あらすじ・感想 社会派の中にも暖かさ 個の立つ点を紡いで線に、映画を通して面に

全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」をベースに映画化。 J・D・サリンジャーの再来と呼び声の高い監督であり脚本家スティーブン・チョボウスキー。 彼の社会派な作風の中にも暖かさを垣間見ることのできる今作。 個の立つキャス...
2021.09.06
2010年代

映画「エクスペンダブルズ」監督・キャスト、あらすじ・感想 リアルアベンジャーズ 消耗品という自虐

エクスペンタブルズとは消耗品を意味する。 そんな自虐が最高にクール。 シルヴェスター・スタローン、ジェイソン・ステイサム、ジェット・リーがメインでブルース・ウィリスやアーノルド・シュワルツェネッガーまで出演というリアルアベンジャーズ。 それだけで一見の価値ありか...
2021.09.06
2010年代

映画「君の名前で僕を呼んで」監督・キャスト、あらすじ・感想 淡々と進む日常に露出される少年の心情

淡々と進む日常だからこそ、見えてくる少年のデリケートは心情を効果的に魅せる北イタリアの情景。 近年頻繁にテーマになるLGBTについての映画だけれど、”知を持って何を制すか”という点でエリオの父が大きな存在になっている。 作品情報 製作年 2017年 製作国 イタリ...
2021.09.06
2000年代

映画「キス・オブ・ザ・ドラゴン」監督・キャスト、あらすじ・感想 ベッソンとリーのストーリーテリング

脚本家リュック・ベッソンのストーリーテラーとしての役割はもちろんのこと、役者ジェット・リーのストーリーテリングがポイント。 キス・オブ・ザ・ドラゴンの意味がラストで昇華される心地よさ。 作品情報 製作年 2001年 製作国 アメリカ、フランス 上映時間 98...
2021.09.06
1990年代

映画「マトリックス」監督・キャスト、あらすじ・感想 仮想現実としての虚構、仮想現実故のリアリティ

20年もの時を超えても、全く色褪せない。 むしろ輝きを増して見える。 目新しい撮影技法に、ハリウッド映画に香港の武術指導者を起用するという斬新の監督の発想。 それらによって縁取られていく、仮想現実としての虚構映画であり現代においては仮想現実故にリアリテイを感じる...
2021.09.06
2010年代

映画「ダーク・ブラッド」監督・キャスト、あらすじ・感想 リバー・フェニックスの遺作

20年の時を超えて姿を現したリバー・フェニックス。 過度な演出はなくキャラクターの素で勝負する。 白人至上主義・核実験に対する隠されたメッセージとはなんだったのか。 作品情報 製作年 2012年 製作国 アメリカ、イギリス、オランダ 上映時間 86分 ...
2021.09.06