ドラマ

映画「ハムレット」監督・キャスト、あらすじ・感想 映画的アート・メディアとしての位置付け 言葉の映画 1940年代

映画「ハムレット」監督・キャスト、あらすじ・感想 映画的アート・メディアとしての位置付け 言葉の映画

映画というより"映画的"アート、メディアである感じました。 言葉を映画という形で繋いだような。 作品情報 制作年 1947年 制作国 イギリス 上映時間 155分 ジャンル ドラマ 監督 ローレンス・オリヴィエ キャスト ローレンス・オリヴィエ(ハムレット) ジーン・シナモンズ(...
映画「グッドフェローズ」監督・キャスト、あらすじ・感想 トゲのあるテーマをマーティンがまとめる 1990年代

映画「グッドフェローズ」監督・キャスト、あらすじ・感想 トゲのあるテーマをマーティンがまとめる

実在したギャング”グッドフェローズ ”、公開当時彼らは檻の中で生きている。 生き様やルックスなどなどギャングには格好よさが詰まっているのだけれど、「大統領よりもギャングになりたかった」は笑ってしまう。 ギャングというトゲのあるテーマを選びながらも巨匠マーティン・スコセッシがうまく...
映画「マイ・マザー」監督・キャスト、あらすじ・感想 愛情過多と思春期の葛藤。絵画のような演出に乗せて 2000年代

映画「マイ・マザー」監督・キャスト、あらすじ・感想 愛情過多と思春期の葛藤。絵画のような演出に乗せて

其々のカットがアーティスティックで、絵画のようなアート作品を散りばめて繋げた芸術作品のような映画。 セクシャルマイノリティをこんなに芸術的に表現した作品は初めて。 しかし、良くも悪くも応えがなく作品によるメッセージが抽象的ではあったり。 作品情報 制作年 2009年 制作国 カナ...
映画「マッチポイント」監督・キャスト、あらすじ・感想 養女への性的虐待で問題になったウディ・アレンのパワー 2000年代

映画「マッチポイント」監督・キャスト、あらすじ・感想 養女への性的虐待で問題になったウディ・アレンのパワー

映画業以外もパワフルなウディ・アレンは問題に沙汰になることも多い。 養女への性的虐待やAmazonとの問題。 ドストエフスキーの「罪と罰」を引用しているのは、そんな自分への当てつけなのかもしれない。 また、主人公が不倫という罪を背負うのもスカーレット・ヨハンソンが相手では納得して...
映画「ゴースト/ニューヨークの幻」監督・キャスト、あらすじ・感想 見所は斬新なカメラワークと演出 1990年代

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」監督・キャスト、あらすじ・感想 見所は斬新なカメラワークと演出

サムとモリーの同棲、プロポーズ、そしてサムの死。 濃密な冒頭は、まさに”目が離せない”状態だ。 そんなストーリー性や展開力もさることながら、今作のポイントはカメラワーク・演出。 類を見ない作風で監督のセンスを感じる。 作品情報 制作年 1990年 制作国 アメリカ 上映時間 12...
映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」監督・キャスト、あらすじ・感想 心理的描写に息を飲む 2010年代

映画「ライ麦畑の反逆児 ひとりぼっちのサリンジャー」監督・キャスト、あらすじ・感想 心理的描写に息を飲む

「ライ麦畑でつかまえて」は知っているけれど、原作者については知らないことも多い。 今作は自叙伝的な作りになっていて、J・D・サリンジャーのバックグラウンドから、ベストセラーを生み出し、その後の末路までを描いている。 反ユダヤや物書きとして抱える憤りや葛藤など心理的描写などドラマチ...
映画「手紙」監督・キャスト、あらすじ・感想 愛の反対は憎しみではなく、無関心とマザーテレサは言う 2000年代

映画「手紙」監督・キャスト、あらすじ・感想 愛の反対は憎しみではなく、無関心とマザーテレサは言う

マザーテレサは「愛の反対は憎しみではなく、無関心」というが、兄の歪んだ愛情は弟の将来への無関心が生んだ悲劇になった。 しかし、それによって、弟は妻子を守るためのモラルのある愛情を覚える。 作品情報 製作年 2006年 製作国 日本 上映時間 121分 ジャンル ドラマ 監督 生野...
映画「美女と野獣」実写版 監督・キャスト、あらすじ・感想 小さなコミュニティで聡明で優しくいること 2010年代

映画「美女と野獣」実写版 監督・キャスト、あらすじ・感想 小さなコミュニティで聡明で優しくいること

ディズニーの名作を「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化。 圧巻の映像美に魅了され、寓話的な強いメッセージも感じる作品。 ベラの聡明で優しい姿。演じるエマ・マトソンのフェミニストとしての活動が見事に嚙み合う。 作品情報 制作年 20017年 制作国 アメリカ...
映画「タンジェリン」監督・キャスト、あらすじ・感想 パステルカラーで彩られアイロニカルに 2010年代

映画「タンジェリン」監督・キャスト、あらすじ・感想 パステルカラーで彩られアイロニカルに

スマホだけで撮影した話題作で、スマホらしさがあるもののそれがまた味を出している。 メインの登場人物は3人なのでアメリカ社会の縮図をみているわけだけれど、そこには多民族国家アメリカ全体へのメッセージを感じる。 そして、そのメッセージがパステルカラーで彩られていることでがアイロニカル...
映画「ワンダー」監督・キャスト、あらすじ・感想 社会派の中にも暖かさ 個の立つ点を紡いで線に、映画を通して面に 2010年代

映画「ワンダー」監督・キャスト、あらすじ・感想 社会派の中にも暖かさ 個の立つ点を紡いで線に、映画を通して面に

全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」をベースに映画化。 J・D・サリンジャーの再来と呼び声の高い監督であり脚本家スティーブン・チョボウスキー。 彼の社会派な作風の中にも暖かさを垣間見ることのできる今作。 個の立つキャストの点と点を紡いで...