アカデミー賞

1980年代

映画「トップガン」監督・キャスト、あらすじ・感想 格好良いだけでは済まさない製作側の皮肉

34年の歳月を経て、2020年に公開が決まった名作「トップガン」の続編「トップガン2」ですが、ベースとなる今作は非常に衝撃的な作品でした。 アメリカ空軍の実機を使った撮影。 細部に到るまでこだわり抜かれたアメリカンカルチャーの投影。 そして、男性的な側面の強い空...
2021.09.06
2010年代

映画「グランド・ブダペスト・ホテル」監督・キャスト、あらすじ・感想 鮮やかな色彩とは裏腹、製作の背景には戦争か

ウェスアンダーソンらしい豊かな色彩感や独特の世界観を感じることができる作品。 華やかなグラフィックですが、作品の背景には戦争に対する皮肉を込めている様にも。 作品情報 制作年 2014年 制作国 アメリカ 上映時間 100分 ジャンル ドラマ ...
2021.09.06
1990年代

映画「フィフス・エレメント」監督・キャスト、あらすじ・感想 制作費100億 費用故に物足りなさも…

制作費は100億円。 しかし、その費用故に物足りなさも。 それを、補完する俳優陣と挑戦的なリュック・ベッソンの作風が見モノ。 作品情報 制作年 1997年 制作国 フランス、アメリカ 上映時間 127分 ジャンル SF、アクション 監督 リュ...
2021.09.06
2010年代

映画「ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書」監督・キャスト、あらすじ・感想 報道の自由か政府の陰謀か

度々映画に取り上げられるベトナム戦争だが、それだけアメリカにとって記憶に残る出来事というのは明白。 報道の自由と政府の陰謀を対比させて進む物語には教養的な側面が強く、フェミニズム的なメッセージも感じることのできる作品。 作品情報 制作年 2017年 制作国 アメリ...
2021.09.06
1960年代

映画「2001年宇宙の旅」監督・キャスト、あらすじ・感想 完全主義者キューブリックの描いた未来 奇想天外な中にリアリズム

映画「2001年宇宙の旅」の作品情報、あらすじ、感想、考察。 キューブリック作品を見ると言葉を失うような感覚を覚える。 それが完全主義者キューブリックと呼ばれる所以だろう。 彼の描いた奇想天外な2001年の宇宙やAIは実現しなかったけれど、寧ろそれがリアリズムで...
2021.09.06
1990年代

映画「青いパパイヤの香り」監督・キャスト、あらすじ・感想 変わらない事を映す難しさと巧さ

10年間も変わらぬ日常を描く難しさや巧さが今作にはある。 そして、その難しさを意図的かつ普遍的に描き出す監督トラン・アン・ユン。 彼のロジカルな作風には、息を呑むという言葉が相応しく、正に魅せられる。 作品情報 制作年 1993年 制作国 ベトナム、フランス...
2021.09.06
2010年代

映画「フロリダ・プロジェクト」監督・キャスト、あらすじ・感想 こんなにも”綺麗”な社会風刺映画は見たことがありません

カラフルな街並みに、ポップな音楽。 そして、どこまでも素直で好奇心のままの子供達。 それを優しく包括するかに見える、生い茂る草木に青く透き通るかのような広い空。 それらとリアルとを対比するにはあまりにも非情極まりない。 アイロニカルなまでの空や草木の美しさ...
2021.09.06
1990年代

映画「アメリカン・ビューティー」監督・キャスト、あらすじ・感想 白人優位社会へのアイロニー

見かけの美しさや白は高貴という白人優位社会を揶揄する。 タイトルはアメリカの美。 薔薇やルックスの美しさは確かにあるのだけれど、今作のメッセージはそうではなく、アメリカ社会へのアイロニカルな作風。 作品情報 制作年 1999年 制作国 アメリカ 上映時...
2021.09.06
2000年代

映画「スパイダーマン」監督・キャスト、あらすじ・感想 スパイダーマンの”痛み” 善悪だけで語れない

善悪だけでは語れない深みのあるヒーロー作品。 華々しいだけではなく、スパイダーマンの”痛み”を感じる。 そして、VFXの進化を良くも悪くも痛感することになる作品。 作品情報 制作年 2002年 制作国 アメリカ 上映時間 121分 ジャンル アク...
2021.09.06
1980年代

映画「7月4日に生まれて」監督・キャスト、あらすじ・感想 戦争のもたらす群集心理や利己主義、虚構

7月4日で23歳になりました。 同日がアメリカの独立記念日です。 その背景なんかを明確に認知していないので、触りにと思い、ちょうど目に留まったので観賞です。 愛国心を元にベトナム戦争に参画した1人の青年の視点から、戦争のもたらす群衆心理や利己主義的言動がダイレク...
2021.09.06