ゴールデングローブ賞

1970年代

映画「タクシー・ドライバー」監督・キャスト、あらすじ・感想 ベトナム戦争は社会の罪か 

アメリカン・ニューシネマの代表作。 ベトナム戦争帰還兵の心に負った傷が巻き起こす惨事が描かれる。 惨事といっても、それは政治が巻き起こした社会全体の罪なのかも知れない。 そういう意味で今作は社会派メディアだと思える。 そして、寓話的な物語でもあると。 作...
2021.09.06
1990年代

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」監督・キャスト、あらすじ・感想 見所は斬新なカメラワークと演出

サムとモリーの同棲、プロポーズ、そしてサムの死。 濃密な冒頭は、まさに”目が離せない”状態だ。 そんなストーリー性や展開力もさることながら、今作のポイントはカメラワーク・演出。 類を見ない作風で監督のセンスを感じる。 作品情報 制作年 1990年 制作...
2021.09.06
2010年代

映画「君の名前で僕を呼んで」監督・キャスト、あらすじ・感想 淡々と進む日常に露出される少年の心情

淡々と進む日常だからこそ、見えてくる少年のデリケートは心情を効果的に魅せる北イタリアの情景。 近年頻繁にテーマになるLGBTについての映画だけれど、”知を持って何を制すか”という点でエリオの父が大きな存在になっている。 作品情報 製作年 2017年 製作国 イタリ...
2021.09.06
1990年代

映画「ライオン・キング」監督・キャスト、あらすじ・感想 模倣される日本アニメと”王”の哲学

先日公開された実写版「ライオン・キング」。これは日本のアニメの模倣であるという疑惑が…。 しかしながら、だからこそ、日本のアニメや漫画の価値を再確認するきっかけにもなりました。 そして、ムファサの王の哲学がしみる。 作品情報 制作年 1994年 制作国 アメ...
2021.09.06
1990年代

映画「ノッティングヒルの恋人」監督・キャスト、あらすじ・感想 女優と冴えない男性の恋は正にロマン

世界的な女優と一見パッとしない書店を営む男性の恋は、正にロマンチック。 数年後、数十年後に見返したいと思えるロマンスの名作であり金字塔。 イケメンが言ったらなんか違う台詞も冴えない彼が言えば映える。 作品情報 製作年 1999年 製作国 アメリカ 上映...
2021.09.06
1960年代

映画「明日に向かって撃て!」監督・キャスト、あらすじ・感想 主人公が逃走 アメリカンニューシネマの代表作

主人公が逃亡するという設定が斬新。 これがアメリカンニューシネマであるよう。 他にも台湾ニューシネマやヌーヴェルヴァーグ作品を見たけれど、映画大国アメリカのムーブメントは良い意味で異様。 作品情報 制作年 1969年 制作国 アメリカ 上映時間 122...
2021.09.06
1950年代

映画「エデンの東」監督・キャスト、あらすじ・感想 ジェームズ・ディーンの写す人間ドラマ

同じくジェームズ・ディーンが主演を務める「理由なき犯行」では間接的に反抗が描かれていましたが、ここにあったのは顕在化された反抗。 寓話的な締め括りも後を引くような。 作品情報 製作年 1955年 製作国 アメリカ 上映時間 115分 ジャンル ドラマ ...
2021.09.06
2010年代

映画「ドラゴン・タトゥーの女」監督・キャスト、あらすじ・感想 フェミニズム的抑圧と強き女たち

内容的にはサスペンスということもあり予想とは裏切られるものの映画としての完成度においてフィンチャーは裏切りません。 サスペンスという大前提がありながらも、ドラマでもミステリーでもあり、そしてリスベットの恋愛的行動がロマンスでもあり儚くも美しい。 そして、そこに...
2021.09.06
1980年代

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」監督・キャスト、あらすじ・感想 映画史に残る名作 実はアイロニカル

映画史に残る少年と映画技師を映した名作ニュー・シネマ・パラダイスだけれど、実はアイロニカルで、それがカタルシスを生む。 たくさんの対極を映すけれど全て対局のようで、それぞれ表裏一体で深い情で結ばれ繋がっている。 作品情報 制作年 1989年 制作国 イタリア、フラ...
2021.09.06
☆3

映画「女王陛下のお気に入り」監督・キャスト、あらすじ・感想 斬新なカメラワークと女性3人の泥沼

新規的で斬新なカメラワークから映し出される18世紀イギリスの偉観と女性の人間模様。 作品情報 製作年 2018年 製作国 アイルランド、アメリカ、イギリス 上映時間 120分 ジャンル ドラマ 受賞歴 アカデミー賞、ゴールデングローブ賞、ヴェネツィア国...
2021.09.06