日本アカデミー賞

1990年代

映画「アメリカン・ビューティー」監督・キャスト、あらすじ・感想 白人優位社会へのアイロニー

見かけの美しさや白は高貴という白人優位社会を揶揄する。 タイトルはアメリカの美。 薔薇やルックスの美しさは確かにあるのだけれど、今作のメッセージはそうではなく、アメリカ社会へのアイロニカルな作風。 作品情報 制作年 1999年 制作国 アメリカ 上映時...
2021.09.06
1990年代

映画「おもひでぽろぽろ」監督・キャスト、あらすじ・感想 学びの幅・深さ。ジブリの凄さを感じるには

「耳をすませば」に続き観たことのないジブリ作品の鑑賞でした。 今回は、それを越えるレビューになってしまいましたが、この作品から学ぶことは多岐に渡りました。 今まで有名どころのジブリ作品しか見ていませんでしたが、ジブリの良さは、こういう何気ない日常的な物語を代弁する作品...
2021.09.06
1990年代

映画「フォレスト・ガンプ/一期一会」監督・キャスト、あらすじ・感想 起伏はベトナム戦争

名作として名高い今作が名作たる所以は、やはりフォレストの真摯な言動からくるものだろう。 その対比として描かれるジェニーの役作りに繁雑な印象を残すも、結果的にフォレストを高揚させる効果を持っているので総じてポジティブに作用する。 そして今作でも取り上げられているのはベト...
2021.09.06
1990年代

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」監督・キャスト、あらすじ・感想 見所は斬新なカメラワークと演出

サムとモリーの同棲、プロポーズ、そしてサムの死。 濃密な冒頭は、まさに”目が離せない”状態だ。 そんなストーリー性や展開力もさることながら、今作のポイントはカメラワーク・演出。 類を見ない作風で監督のセンスを感じる。 作品情報 制作年 1990年 制作...
2021.09.06
1990年代

映画「マトリックス」監督・キャスト、あらすじ・感想 仮想現実としての虚構、仮想現実故のリアリティ

20年もの時を超えても、全く色褪せない。 むしろ輝きを増して見える。 目新しい撮影技法に、ハリウッド映画に香港の武術指導者を起用するという斬新の監督の発想。 それらによって縁取られていく、仮想現実としての虚構映画であり現代においては仮想現実故にリアリテイを感じる...
2021.09.06
1990年代

映画「セブン」監督・キャスト、あらすじ・感想 陰湿な世界を優しく包むフィンチャームービー

衝撃的なラストは”サスペンス”を強く感じさせる。 「七つの大罪」をテーマに怪奇な殺人鬼をシンクロさせるのだが、その陰湿な世界を優しく包むかのように演出する。 これがデビッド・フィンチャーワールド。 作品情報 作年 1996年 制作国 アメリカ 上映時間...
2021.09.06
2010年代

映画「キングスマン」監督・キャスト、あらすじ・感想 アクションと重厚感のあるメッセージ

アクションで裾野は広く、その中に重厚感のあるメッセージを残す。 そして、アクションシーンやスパイグッズはもちろん、他にもファンタジックな要素や寓話的な要素、クライム要素、サスペンス要素、コミカルな要素など娯楽要素を詰め込み放題。 作品情報 製作年 2015年 製作...
2021.09.06
2010年代

映画「海賊とよばれた男」監督・キャスト、あらすじ・感想 山崎監督と岡田准一の仕事熱

ビジネスは綺麗事ではないが、行き過ぎた信念は、どこへ向かうのだろうか。 皮肉を交えながら展開した物語を引き締め、そしてラストのドラマチックな昇華へ向かわせる。 山崎監督と鐡造の間に重なる仕事熱。 作品情報 製作年 2016年 製作国 日本 上映時間 1...
2021.09.06
1990年代

映画「レオン」監督・キャスト、あらすじ・感想 リュック・ベッソンの挑戦的な作風が観客を引きつける

リュック・ベッソンがハリウッド初監督を果たした作品であり、彼の代名詞となった映画「レオン 」。観客の好奇心を煽り、酷とも言える少女マチルダの将来を暗示させるかのようなカメラワークは見事。そして失敗や批判を厭わずに、映画作りに勤しむリュック・ベッソンの挑戦的な作風に引き込まれる。 ...
2021.09.06
1980年代

映画「ニュー・シネマ・パラダイス」監督・キャスト、あらすじ・感想 映画史に残る名作 実はアイロニカル

映画史に残る少年と映画技師を映した名作ニュー・シネマ・パラダイスだけれど、実はアイロニカルで、それがカタルシスを生む。 たくさんの対極を映すけれど全て対局のようで、それぞれ表裏一体で深い情で結ばれ繋がっている。 作品情報 制作年 1989年 制作国 イタリア、フラ...
2021.09.06