☆4

2000年代

映画「マイ・マザー」監督・キャスト、あらすじ・感想 愛情過多と思春期の葛藤。絵画のような演出に乗せて

其々のカットがアーティスティックで、絵画のようなアート作品を散りばめて繋げた芸術作品のような映画。 セクシャルマイノリティをこんなに芸術的に表現した作品は初めて。 しかし、良くも悪くも応えがなく作品によるメッセージが抽象的ではあったり。 作品情報 制作年 2009...
2021.09.06
2000年代

映画「マッチポイント」監督・キャスト、あらすじ・感想 養女への性的虐待で問題になったウディ・アレンのパワー

映画業以外もパワフルなウディ・アレンは問題に沙汰になることも多い。 養女への性的虐待やAmazonとの問題。 ドストエフスキーの「罪と罰」を引用しているのは、そんな自分への当てつけなのかもしれない。 また、主人公が不倫という罪を背負うのもスカーレット・ヨハンソン...
2021.09.06
1970年代

映画「タクシー・ドライバー」監督・キャスト、あらすじ・感想 ベトナム戦争は社会の罪か 

アメリカン・ニューシネマの代表作。 ベトナム戦争帰還兵の心に負った傷が巻き起こす惨事が描かれる。 惨事といっても、それは政治が巻き起こした社会全体の罪なのかも知れない。 そういう意味で今作は社会派メディアだと思える。 そして、寓話的な物語でもあると。 作...
2021.09.06
1990年代

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」監督・キャスト、あらすじ・感想 見所は斬新なカメラワークと演出

サムとモリーの同棲、プロポーズ、そしてサムの死。 濃密な冒頭は、まさに”目が離せない”状態だ。 そんなストーリー性や展開力もさることながら、今作のポイントはカメラワーク・演出。 類を見ない作風で監督のセンスを感じる。 作品情報 制作年 1990年 制作...
2021.09.06
2000年代

映画「手紙」監督・キャスト、あらすじ・感想 愛の反対は憎しみではなく、無関心とマザーテレサは言う

マザーテレサは「愛の反対は憎しみではなく、無関心」というが、兄の歪んだ愛情は弟の将来への無関心が生んだ悲劇になった。 しかし、それによって、弟は妻子を守るためのモラルのある愛情を覚える。 作品情報 製作年 2006年 製作国 日本 上映時間 121分 ...
2021.09.06
2010年代

映画「美女と野獣」実写版 監督・キャスト、あらすじ・感想 小さなコミュニティで聡明で優しくいること

ディズニーの名作を「ハリー・ポッター」シリーズのエマ・ワトソン主演で実写映画化。 圧巻の映像美に魅了され、寓話的な強いメッセージも感じる作品。 ベラの聡明で優しい姿。演じるエマ・マトソンのフェミニストとしての活動が見事に嚙み合う。 作品情報 制作年 20017年 ...
2021.09.06
2010年代

映画「ワンダー」監督・キャスト、あらすじ・感想 社会派の中にも暖かさ 個の立つ点を紡いで線に、映画を通して面に

全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」をベースに映画化。 J・D・サリンジャーの再来と呼び声の高い監督であり脚本家スティーブン・チョボウスキー。 彼の社会派な作風の中にも暖かさを垣間見ることのできる今作。 個の立つキャス...
2021.09.06
2010年代

映画「たかが世界の終わり」監督・キャスト、あらすじ・感想 卓越した音楽とサスペンスが引き込む

「Mommy/マミー」や「わたしはロランス」でグザヴィエ・ドランが見せてくれたセンセーショナルは何処へいったのか。 しかし、他に類を見ない卓越した音楽とサスペンスは疲労感を催すほど観客を引き込む。 作品情報 製作年 2016年 製作国 カナダ、フランス 上映...
2021.09.06
1990年代

映画「マトリックス」監督・キャスト、あらすじ・感想 仮想現実としての虚構、仮想現実故のリアリティ

20年もの時を超えても、全く色褪せない。 むしろ輝きを増して見える。 目新しい撮影技法に、ハリウッド映画に香港の武術指導者を起用するという斬新の監督の発想。 それらによって縁取られていく、仮想現実としての虚構映画であり現代においては仮想現実故にリアリテイを感じる...
2021.09.06
2000年代

映画「キムチを売る女」監督・キャスト、あらすじ・感想 男を惹きつける子持ちのエロティシズム

見方によっては息子というハンデとも言える所在に女性であるという性的側面。 そして其処に垣間見れる男という性を惹きつける一種のエロティシズムでありフェティシズム。 見所は秀逸なカメラワーク。 言葉も少なめで抽象的ではありますが非常に好きな映画。 ...
2021.09.06