☆3

2010年代

映画「胸騒ぎの恋人」監督・キャスト、あらすじ・感想 グザヴィエ・ドランの映画は世界観か陶酔感か

グザヴィエ・ドラン監督作品を全て見てみると、そこから感じるのは彼の世界観なのか、陶酔感なのか、という疑念を抱くようになった。 抽象化することでアーティファクトを引き出す彼の作風はどの作品においても圧巻。 作品情報 製作年 2010年 製作国 カナダ 上映時間...
2021.09.06
1990年代

映画「スモーク」監督・キャスト、あらすじ・感想 煙に巻かれた人々のパラドックス 最後は煙の様に去る

人という点を煙草屋を介して線に。 自分への内的な嘘、人への外的な嘘。 嘘と誠のパラドックス、そこにある人間模様と葛藤。 このジャケットの意味がラストで心地良く昇華される。 作品情報 制作年 1995年 制作国 アメリカ 上映時間 113分 ...
2021.09.06
1990年代

映画「ポンヌフの恋人」監督・キャスト、あらすじ・感想 完璧主義故の欠陥

完璧主義者レオス・カラックス監督に観る作風は、完璧主義故に欠陥、そしてアイロニーを残し物語を引き立てる。 遣る瀬のない境遇にいる登場人物は安直に死を選ばない。 それが彼らを美しくもさせるが、そこには虚無が付いて回る。 作品情報 製作年 1991年 製作国 フ...
2021.09.06
1950年代

映画「理由なき反抗」監督・キャスト、あらすじ・感想 ジェームズ・ディーンは理由なき反抗なのか

本当にジェームズ・ディーン演じるジムの抱えていたのは理由なき反抗なのか。否。 彼なりの理由もあって、ただその消化方法がわからない若気の至り故の反抗なのである。 ただ、消化方法を間違えば、若気でもそれは死をも招くパワーを持っていると示唆させる。 作品情報 製作年 1...
2021.09.06
2010年代

映画「軍中楽園」監督・キャスト、あらすじ・感想 慰安問題、本質的な優しさ。遣る瀬無さと自由な蛍

よーやく、観ました。ジャケット見て惹きこまれ、これは絶対見ようと。 しかし、難解な作品でもありました。 作品情報 制作年 2014年 制作国 台湾 上映時間 133分 ジャンル ドラマ、ロマンス 監督 ニウ・チェンザー キャスト イーサン・...
2021.09.06
1960年代

映画「勝手にしやがれ」監督・キャスト、あらすじ・感想 画を楽しみ感じて楽しむヌーヴェルヴァーグ

画を楽しみ感じて楽しむ。それがヌーヴェルヴァーグをはじめとするムーブメントかな。 既存の映画業界への、固定観念を払拭しようとする、自由の叫びこそがヌーヴェルヴァーグのメッセージかと。 作品情報 製作年 1960年 製作国 フランス 上映時間 90分 ジ...
2021.09.06
2010年代

映画「食べて、祈って、恋をして」監督・キャスト、あらすじ・感想 哲学的メディア

名言が豊富で哲学的な表現が多用されていて好みの映画でした。 作品情報 製作年 2010年 製作国 アメリカ 上映時間 140分 ジャンル ドラマ、ロマンス 監督 ライアン・マーフィ キャスト ジュリア・ロバーツ(エリザベス) ジェームズ・フ...
2021.09.06
1960年代

映画「明日に向かって撃て!」監督・キャスト、あらすじ・感想 主人公が逃走 アメリカンニューシネマの代表作

主人公が逃亡するという設定が斬新。 これがアメリカンニューシネマであるよう。 他にも台湾ニューシネマやヌーヴェルヴァーグ作品を見たけれど、映画大国アメリカのムーブメントは良い意味で異様。 作品情報 制作年 1969年 制作国 アメリカ 上映時間 122...
2021.09.06
1950年代

映画「エデンの東」監督・キャスト、あらすじ・感想 ジェームズ・ディーンの写す人間ドラマ

同じくジェームズ・ディーンが主演を務める「理由なき犯行」では間接的に反抗が描かれていましたが、ここにあったのは顕在化された反抗。 寓話的な締め括りも後を引くような。 作品情報 製作年 1955年 製作国 アメリカ 上映時間 115分 ジャンル ドラマ ...
2021.09.06
1960年代

映画「気狂いピエロ」監督・キャスト、あらすじ・感想 ヌーヴェルヴァーグのアーティファクトから感じるもの

映画の見方に正誤はありません。 今作は映画的メディアでありながら、映画的芸術作品といえるでしょう。 今作は「映画はどう味わい、何を感じるか。それは自分次第です。」と、考えを訴えられているようでした。 言い換えれば、ヌーヴェルヴァーグという映画のムーブメン...
2021.09.06