映画賞

1940年代

映画「カサブランカ」監督・キャスト、あらすじ・感想 不朽の名作 ”君の瞳に乾杯”は、こうして

国家の重圧によって、自由の利かない男女。 彼らの行く末は…。 現代に白黒映画を好んで見るかは殆どいないと思われますが、これを見れば白黒の良さを身を以て感じることができます。 作品情報 制作年 1942年 制作国 アメリカ 上映時間 103分 ジャ...
2021.09.06
1940年代

映画「ハムレット」監督・キャスト、あらすじ・感想 映画的アート・メディアとしての位置付け 言葉の映画

映画というより"映画的"アート、メディアである感じました。 言葉を映画という形で繋いだような。 作品情報 制作年 1947年 制作国 イギリス 上映時間 155分 ジャンル ドラマ 監督 ローレンス・オリヴィエ キャスト ローレ...
2021.09.06
1990年代

映画「グッドフェローズ」監督・キャスト、あらすじ・感想 トゲのあるテーマをマーティンがまとめる

実在したギャング”グッドフェローズ ”、公開当時彼らは檻の中で生きている。 生き様やルックスなどなどギャングには格好よさが詰まっているのだけれど、「大統領よりもギャングになりたかった」は笑ってしまう。 ギャングというトゲのあるテーマを選びながらも巨匠マーティン・スコセ...
2021.09.06
2000年代

映画「マッチポイント」監督・キャスト、あらすじ・感想 養女への性的虐待で問題になったウディ・アレンのパワー

映画業以外もパワフルなウディ・アレンは問題に沙汰になることも多い。 養女への性的虐待やAmazonとの問題。 ドストエフスキーの「罪と罰」を引用しているのは、そんな自分への当てつけなのかもしれない。 また、主人公が不倫という罪を背負うのもスカーレット・ヨハンソン...
2021.09.06
1990年代

映画「ユージュアル・サスペクツ」監督・キャスト、あらすじ・感想 サスペンス映画の金字塔

サスペンス映画の金字塔的作品。 サスペンスの良さを最大限に発揮していて、一度だけでは物足りないあとを引く作風には感嘆する。 中でもケヴィン・スペイシーの演技は圧巻。 作品情報 製作年 1995年 製作国 アメリカ 上映時間 105分 ジャンル サ...
2021.09.06
1970年代

映画「タクシー・ドライバー」監督・キャスト、あらすじ・感想 ベトナム戦争は社会の罪か 

アメリカン・ニューシネマの代表作。 ベトナム戦争帰還兵の心に負った傷が巻き起こす惨事が描かれる。 惨事といっても、それは政治が巻き起こした社会全体の罪なのかも知れない。 そういう意味で今作は社会派メディアだと思える。 そして、寓話的な物語でもあると。 作...
2021.09.06
1990年代

映画「ゴースト/ニューヨークの幻」監督・キャスト、あらすじ・感想 見所は斬新なカメラワークと演出

サムとモリーの同棲、プロポーズ、そしてサムの死。 濃密な冒頭は、まさに”目が離せない”状態だ。 そんなストーリー性や展開力もさることながら、今作のポイントはカメラワーク・演出。 類を見ない作風で監督のセンスを感じる。 作品情報 制作年 1990年 制作...
2021.09.06
2010年代

映画「ワンダー」監督・キャスト、あらすじ・感想 社会派の中にも暖かさ 個の立つ点を紡いで線に、映画を通して面に

全世界で800万部以上を売り上げたR・J・パラシオのベストセラー小説「ワンダー」をベースに映画化。 J・D・サリンジャーの再来と呼び声の高い監督であり脚本家スティーブン・チョボウスキー。 彼の社会派な作風の中にも暖かさを垣間見ることのできる今作。 個の立つキャス...
2021.09.06
2010年代

映画「たかが世界の終わり」監督・キャスト、あらすじ・感想 卓越した音楽とサスペンスが引き込む

「Mommy/マミー」や「わたしはロランス」でグザヴィエ・ドランが見せてくれたセンセーショナルは何処へいったのか。 しかし、他に類を見ない卓越した音楽とサスペンスは疲労感を催すほど観客を引き込む。 作品情報 製作年 2016年 製作国 カナダ、フランス 上映...
2021.09.06
2010年代

映画「君の名前で僕を呼んで」監督・キャスト、あらすじ・感想 淡々と進む日常に露出される少年の心情

淡々と進む日常だからこそ、見えてくる少年のデリケートは心情を効果的に魅せる北イタリアの情景。 近年頻繁にテーマになるLGBTについての映画だけれど、”知を持って何を制すか”という点でエリオの父が大きな存在になっている。 作品情報 製作年 2017年 製作国 イタリ...
2021.09.06